最近読んで面白かった本

■「それってどうなの主義」 斎藤美奈子 マスメディアを通して流れてくるニュースに接して、違和感や不快感を感じても、どう説明してよいかわからないことがたくさんある。斎藤美奈子さんのこの本を読んでいると、溜まっていたストレスが一気に解消していく。…

生徒から本のリクエスト

「先生、本が読みたいんです」 と、ある中学生、折り紙つきの真面目少年(と、村上は勝手に思っているけれど、本人はどう思っているか知らない)から、休憩時間に言われた。含羞をふくんだまなざしをまっすぐに村上に向けて、まっすぐに言った。これが、ちょ…

2011年07月13日のツイート

@skipperblue6: 月曜日、妻が言った。「きょうカープの試合は?」「ないよ」「あらよかったわね、心乱されることがないでしょ」「うん(苦笑)」 火曜日、妻が言った。「きょうカープは?」「勝ったよ」「ええっ、そんな恐ろしいことがあったの(笑)」「う…

2011年06月29日のツイート

@skipperblue6: 「先生、明日は何時から開いてますか?」の問いを複数の生徒から受けた。すまねぇな、4時だ。「えーえええーえー」と露骨に反発される。しゃぁねぇだろう、明日は 福山→三原→因島→福山 しまなみショートツァー。道路交通法絶対順守法定速度超…

午後から気温低下、、、、

小4 漢字検定が迫っているのに、求められている飛躍の気配がない!棚から牡丹餅は期待できないので、きょうは、漢字の訓読みと音読みについて、しっかり反復演習した。中にひとり、そもそも訓読みも音読みもまったく認識できていない生徒がいることを発見、…

春?まだ?

お天気がよかったので、教室にガンガン掃除機をかけた。2月の水曜日の夕方は、小6の授業が消えて、ほっと一息。いろいろ溜まっていた仕事を片付けた。入塾案内も一件(新中1、2月22日入塾試験)。懇談の申し込みがちらほら手元に届き始めた。明日あたりから…

南よりの風、雲の多い空

きょうもバッハでお掃除から。しなくちゃいけないことがいっぱいあるのに、午前中は読書三昧。ミステリーの名作として誉れ高い「極大射程」(スティーヴン・ハンター)を読んでいた。主人公がいよいよ悪の組織に反撃に転じるところで時間となった。おもしろ…

さわやかな一日だった

依然として、ゴミステーションの係である。朝6時の太陽がずいぶん北寄りの位置にあった。さわやかに吹き抜けていく風を受けて、心の中で手を合わせた。意味はない。おだやかな一日であれ、と、正しい道を歩むことができるように、と祈った。 小4 算数は、か…

久しぶりに家族ではまった漫画

チェーザレ・ボルジアを描く歴史漫画。「のだめカンタービレ」が、家族三人の共有漫画になって久しいけれど、それ以来の作品といってよい。。もともと家族の中で漫画を読む習慣があったのは、僕一人。よせばいいのに、僕がおもしろいと思うものを娘にすすめ…

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 54人 クリック: 1,405回この商品を含むブログ (1102件) を見る この本も今年の夏、東京で電車に乗って移動中に読んだ。あんまりおもしろ…

オモロイ!のひと言

紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/09メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 49回この商品を含むブログ (80件) を見る この夏、東京にいたときに、「趣味は読書。」を読んでゲラゲラ…

「風の影」

舞台は、スペイン、バルセロナ。時代は、1910年代〜1950年代、内戦と独裁の時代。一冊の書物とその謎めいた作者を探る少年がまきこまれる怪奇な事件の連続。少年の現在と、作者の過去が重層的に語られ、並行的相似的な物語の流れの中で成長していく少年が、…

「魂萌え!」

家人にすすめられて読んだ。おもしろかった。 59歳の主婦が、突然夫に先立たれ、否応なく老後の一人暮らしに直面せざるを得なくなって、安穏と暮らしてきた主婦としての生き方と決別し、精神的に自立する過程をテンポよく描いた小説。死後判明した夫の秘密…

塾の通勤用に車を買ったのは

昨年1月。行きつけの床屋さんで、車の購入が話題になった。店主の知り合いに良心的な自動車屋さんがいるという。わたりに舟でお願いすることにした。おおよその依頼条件を述べた後、「でもね、ホントは、ミニ・クーパーに乗りたいんですよ、ガキのときからの…

数年前、

高校生の女の子がブーツをはいて塾に来たとき、ちょっとばっかり驚いた。二年前、中学生がブーツをはいて塾に来たとき、もうちょっと驚いた。今年、小学生がブーツをはいて塾に来ても、もう驚かなかった。確か小学校四年生の女の子が自信満々に言っていた。…

高校2年生の進路選択の参考に渡した本

文部科学省の外郭団体に支援された若手研究者たちの足跡を紹介する本。採用されれば、3年間1000万の研究費を支給されて自由に自分のテーマを研究できる制度を活用して、独創的な研究を続け、立派な成果をだした若き科学者たちの現在進行形の研究紹介が…

しみじみと読みました、「ブラッカムの爆撃機」

宮崎駿氏が、物語の前とうしろに漫画をくっつけた変則的なスタイルの本。正直言って、漫画は蛇足。名作「雑想ノート」があるんだから、こんなサービスしなくたってよかったのに。百歩譲って、第二次世界大戦中の爆撃機についての予備知識がまったくない人に…

茂木健一郎の追っかけ

と言っても、彼の専門の「脳」の本ではない。 日頃、TVから遠いところにいるので僕が知らなかったNHKの「プロフェッショナル」という番組。茂木氏が進行役で、各界のプロフェッショナルたちを紹介している。本を手にいれてから、そういえば、この人のことは生…

高校初級

平常授業をするグループと、試験対策グループに分かれた。 また、ことしも、化学のモル濃度、質量、原子量の計算問題の質問を受けた。毎年のことなので、いつもどおり教えた。中学時代に、イオンを習わずに高校にあがってしまった学年だから、例年以上に辛い…

最近読んだ本

新聞の時評コラム(中国新聞)で、小泉内閣に関して実に軽く屈託なく、しかし、見事にツボをついた発言をしていらっしゃる方がいて、「いったい何者?」と思って、調べてみると、数年前に話題をよんだ「不平等社会 さよなら総中流」の著者じゃないか。うーん…

めぐりめぐってのお話

「ひらめき脳」(茂木健一郎)を読んでいて、Aha!体験のできる絵(三枚目のやつ)に、この一週間苦しめられてきた。見えそうで見えない「脳のちりちりする感じ」にさいなまされ続けた。とりわけここ数日は、先に「見えた」家人が、「教えてあげましょうか」…

偶然の連鎖と追っかけ

不思議な連鎖は、「ウェブ進化論」に始まった。数ヶ月前のベストセラー。Web2.0という言葉を知ったのはこの本が最初。Googleと言えば「検索装置」、という愚かな思い込みを正してくれたのもこの本。ブログのもつ豊かな可能性を学んだのもこの本。羽生善治さ…

すごい本を読んでいる

あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: ローリー・リンドラモンド,駒月雅子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/02/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (110件) を見る ルイジアナ州バトンルージュ市…

昨夜の話、

予定通り、DVDを観た。「ラ・マンチャの男」ラ・マンチャの男 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント発売日: 2004/12/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (6件) を見る セルバンテスとドン・キホーテの二役をピーター・オト…

「先生、漫画貸してください」

浦沢直樹のPLUTO第一巻(豪華版)PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル作者: 浦沢直樹,手塚治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/09/30メディア: コミック購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (109件) を見る を返しに来た生徒(…

ということで、昨日に引き続き安原君の写真

僕が「海軍」or「海」大好き人間(それを否定する気は毛頭ない)だから、ということで、海の写真をわざわざ追送してきてくれた。ニース、コートダジュールの浜辺(画像タイトルは、「君に会えてよかった」)。 右端の湾曲して突出した岬を見ていて、デジャブ…

小5は

算数で、小数×小数、小数÷小数 を練習。1問30秒のタイムトライアルにすると、13人の生徒中、まともに解答できるのは3人まで、多くて4人。とにかく遅い。昔なら、「なぜだぁ!」とお怒り爆発だけれど、今は違う。ウエストの増えた分だけ、寛容に「習っ…

久しぶりに、大好きなジョン・ル・カレを読んでいると、

ナイロビの蜂(上) (集英社文庫)作者: ジョン・ル・カレ,加賀山卓朗出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/12/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (47件) を見るナイロビの蜂(下) (集英社文庫)作者: ジョン・ル・カレ,加賀山卓朗出…

昨日の判断ミス

が、どこにあったのか、気象庁の天気図動画で調べてみた。午前三時ごろまでは、僕の拙い予想通り、ところが、思いもしなかったこと(それは、僕のような「素人さん」にとってであって、「プロ」には自明の理にちがいない)が、起きた。なんと沖縄近海に低気…

1.スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活作者: アランデウッチマン,Alan Deutschman,大谷和利出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2001/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (22件)…