とうとうたどり着いてしまった。最終日だ。

 第3タームの後半、小4・小5・小6と中2・高3の授業が実に小気味よくぽんぽん進み、時に激しく荒れても、でもいい感じじゃないの、と思っていたら、もう終わり。残念な気分。体力的には無理かもしれないけれど、あと一ヶ月、こうした授業を続けられれば、すごいことになるだろうに。生徒も僕もすばらしく成長し、圧倒的な次元で受験勉強をしていることだろう。いささか浮世離れした発想で、生徒は誰もそんなことは望んでいない、と一蹴されそう、講習会が終わってしまうことは、彼らにとっては隷属と服従、苦役と拷問からの解放かもしれない。その可能性は否定しない。それなりに楽しんで勉強しているようにみえても、宿題の好きな奴はそんなに多くない。講習会を僕と同じレベルで楽しんでいる生徒は、まぁ、いないだろう。