GRAY SKY

娘の学校で、この夏、修学旅行で国会議事堂を訪れる際は、「学校の名を辱めないように」という指導が行われているそうな。やれやれだ、どうしてせめて「ふだんどおり、いつもどおり行動しなさい」と言ってやらないのだろう。もっと生徒を信用してやればいいものを。ふだんできないことを修学旅行先でできるとは思えないし、何か国家権力におもねるようないやらしさを感じる。ディズニーランドや横浜中華街と同じノリで国会議事堂を闊歩しろ、とは言わない。TPOは確かにあるけれど、もっと違った指導があってもいいのじゃないか、肌で感じて、直接触れる行動に関して、政治を考える創造的視点を提供できる言葉があるのではないか、と、思ってしまったけれど、責任のない立場だから言えるのであって、もし引率者と同じ立場にたてば、僕も小市民意識丸出しで、体面だけ考えて体裁を繕うことになるかもしれない。岡目八目から無責任な発言はひかえておこう。

さて、午前九時。一日、雨が降らずにもつかどうか。小6の歴史クイズCDは、8枚まで焼いた。あと7枚、今日中にすませたい。

あと5枚の時点で空きCDがなくなった。アスクルが届く明日まで小6のCD製作はお預け。往年の名作(迷作?)、ULTRA LECが発掘されて、ジャンケンに勝った生徒が一人持って帰った。忘れていたわけではなかったけれど、そうね、使うべき時期が来たねって感じだった。できれば、明日、歴史クイズCDが完成したら、ULTRA LECも量産しよう。まだ SUPER LEC だってあるけれど、夏のとっておきの一枚にとっておこうか。

一度雨がふったあと、今は、曇り。さて、このままもつかどうか。時間は午後二時。

みっつの教室にアトランダムに生徒が分散して自習中。僕は01で気になる生徒の個別指導をしながら、整理のできた模擬試験データの中から、自習に来た生徒を呼んでコメントを加えて返却している。エアコンは止めた。静かに時が流れていく。

午後九時。生徒は漸減を続け、自習に来た小学生のチビちゃんたちは消えた。すでに中3生と高校生のみ。僕はボール・キッドを相手にベクトルの指導。「ヤバイ、すでに手遅れだ。ぜんぜんわかんねぇ」と彼が嘆く。「バカヤロウ、高校入試の時の方がもっとヤバかった。あれを思えば何も恐くない」と叱咤激励(?)しつつ、週末課題のプリントを広げさせて基本から間違いなおしに入る。今夜中に自力演習できるまでもっていかねばならない。

午後10時。九州北部は大雨だそうな。広島気象台の気象レーダーを見る限り、福山が大雨に襲われる気配はない。せめてあと1時間、子どもらが帰宅するまで、雨脚が激しくならないことを祈りたい。