雨あがりの土曜の朝

中2理社と小6適性検査の同時進行。昨夜歓談した元塾生兼私の右腕ことTIGERⅠが、小6のアシスタントに入ってくれて大助かり。猫の手ならぬ、虎の手というべきか。ひとりでやるのもそろそろ限界だよなぁ、とつくづく思う。

小6は、昨日から、ヤギ、クマ、サル の三つのグループに分かれて演習を始め、演習内容をそれぞれの到達レベルに応じて細分化した。ここ数年、実力差に応じたきめ細かい対応が必要だ、と、何度も思ってきたけれど、実行段階で、なかなか思い切った対策を打ち出せないでいた。ついに、今年から踏み切ることにした。

午後は雨が降ったり雷が鳴ったり、荒れ模様の天気だった。今春高校を卒業したばかりのKさんが、バリバリのお嬢様になって来訪してくれたのはサプライズ!とことんきわめてくださいまし!!どうもありがとう。

午後、TIGERⅠにアシストしてもらって、小学生の再テストを監督してもらった。徹底的にやりぬくことができて、たいへんよかった。小5で何人かおやすみがあったのは残念だった。

今週は、いろいろと時間割をいじり倒してしまったせいもあって、イレギュラーに生徒が現れては、僕から課題を与えられ、教室のあちこちに座ってこなしている。
中に午前中、漢字の再テストを受けに来たのだけれど、3回挑戦して不合格の憂き目にあい、夜、出直してきた子がいる。漢字を読むのは上手なんだけれど、書くのはとても苦手、という、よくあるタイプ。数字でも時々やってしまう、4桁の数字のうち下3桁しか目に入らなかったり、最初の数字がかすむらしくて6が9に変身する。漢字の横棒が、突然縦棒に化けたり、目にした映像がすっと中枢に入らないでいる様子をよくみせる。へんてこりんな字を何回もきれいに清書したりもする。
ホワイトボードの手書きの字であれ、プリントに印字された字であれ、読み取り方が非常に不器用なんだけれど、決してさぼっているわけではない。その子なりに一生懸命ではある。ただ、一生懸命になればなるほど、かえってミスを乱発する。大人になれば、たぶん、抑制の効いた行動をもう少しとれるようになっていくのは間違いないだろう。ただしかし、学力をつけようとするときに、厄介な行動パターンを抱えていることは間違いない。誰しも多かれ少なかれ、色々偏った癖はあるので、特異的な性質だとは思わないのだけれど、時にはなはだしく許容範囲を逸脱し、しかもまったく無自覚に振舞われると、「おい、ちょっと待てよ」ってことにもなる。努力しても読み取れない子どもにも、努力しても覚えられない子どもにも、きちんと数字や文字を読み取り暗記できるような方法を提供したいのだけれど、なかなか難しい。言える事は、焦らず時間をかけて粘り強くやるしかない、ということだろう。いや、僕には結果の責任をとることがあるな。仕事でやってて結果が伴わなければ当然だ。

土曜日最後の授業は、府立大の英語長文。さっきは岩手と帯広畜産大。時間制限さえなければ、誰でも読みこなせ、英作できるものであったけれど、今度は違うぜ。ちょっとばっかし、スキルとパワーがいる。さて、この夏の演習でどれだけ向上したか、みせてもらおう。例によって、土曜の夜は真っ白な灰になりそう、もう、逆さに振っても何も出てこない気がする。とにかくあとひとつ、この長文をものにする。

ということで、明日は午後3時にスタートします。
すみませんが、午後3時までは完全OFFです。