冬期講習スタート!

朝一番は、小6と小4。
小4の算数、三桁×三桁 の掛け算でミス多発で唖然。
「君たち、ひょっとしてとんでもなく計算下手?」と真顔で尋ねてしまった。呆然としていても仕方ないので、3年生の計算プリントをやらせた。「これは3年生の問題だから、1問でも間違えたら反逆罪!丁寧にやってね」
結果は上々。まぁ気長に計算力の向上に努めさせていただきます。

小4の国語、登場人物の行動が読み取れない。
「ヤスオさんは、フラダンスやってる?やってないよね。何をやってる?」(笑)
「おじさんと、、、、」
「待て、男同士で何する気だ、よせ、やめろ」(笑)

午後5:25
小5と小6が撤収。残って勉強している子も2人ほどいるけれど、やれやれ静かになった。
長い1日がまだ終わらないことに少し呆れている。6時からは平常授業が普通に始まる。誰だこんな時間割を作ったのは?
意識を切りかえようと思って、ナポレオンが主人公のコミックを手にとる。ロンバルディア平原でオーストリア軍相手に快速機動するフランス、イタリア派遣軍!という今まで抱いてきたイメージを根底から覆す、汚くグロイ漫画にまたまた呆れる。フランス革命を腐臭漂う極悪な描写で進めたのはまぁ仕方ないとしても、完成度を置き去りにした、とにかく勢いと気合だけで描かれた戦争漫画ってあるんだなぁ、と本当に呆れつつ読んでいる。
結局、想念が塾の現場を離れるっていう意味じゃぁ、意識の切り替えになってんのかもしんない。できれば、凄惨なシーンがもう少し少なくて、読後感のさわやかなものを選ぶべきか。

中1は助動詞と作図。この時期はテキストから離れて、板書オンリーのライブ授業になる。実に楽しい。僕の語る言葉と板書が彼らをどんどん新しい世界に導いていくイキイキとした即興感覚は塾屋の醍醐味といってよいと思う。生徒数も6名(1名欠席)で、実にこぢんまりとしていて扱いやすい。すべてのクラスが6名前後で成り立つ塾にしてしまおうか、と時に夢想する。いや、あと十年もしたらそうなるだろうね。爺さんになったら、6名ぐらいが限界だろうなぁ。

午後8:50
外は荒れ模様の天気。
天気図を見ると、列島に沿って閉塞前線が居座っているじゃないの。北から高気圧がさがってきているから、明日は猛烈に風が吹いて吹雪になったりして、、、明日は娘の学校で懇談がある。あそこの廊下はベラボウに寒くて、去年は待っている間に体調を崩した。着膨れていくのは嫌だし、カイロを貼って行くのはもっと嫌だし、、、気合で乗り切ろう。
塾には、理社の授業を受ける中3が5名と自習している高3が2名。強風の吹きすさぶ荒々しい音が、日曜の夜の寂寥感を増す。いい感じ。受験勉強はこうでなくっちゃ。