気づけば日曜、教室には生徒、外は曇り

午前10時
 小6、11名の演習たけなわ。子どもらが課題に取り組んでいる間に、02と05の教室に掃除機をガンガンかけた。02で最前列の机を動かした瞬間、コードが絡まって、CDプレーヤーが落ちた!「チクショウ、誰だよモォ」と、みっともない罵声がでてしまった。05で前から二番目のテーブルの位置をずらした瞬間、背後で落下音。またもCDプレーヤーが落ちた!「なんで二度も落ちるんだよ」と声に出して、嫌な気分になった。「やべぇ、『落ちる』なんて声に出すんじゃなかった」と思ったけれど、あとの祭り。気分が少し翳った。

午後5時
 小6はお帰り。中3はディナータイム。予定通り、午後は英検の対策と入試直前演習で、バトルロイヤルを演じた。4級・3級の対策はまぁまぁだったんだが、準2級がねぇ、苦戦であったよ。こらぁ、ちゃんとやれぇ!!
 中3は盈進の入試問題の解説もやったけど、メインは英語の連立完成問題特集。しょっぱなから激発!あまりにちゃらんぽらんな(本人なりにマジメな解答なんだろうが)答えに、「ふざけんなぁ!」が出てしまい、あとは、もう葬送行進曲が鳴り響くような、どっぷりロウテンション。
 あまりの重苦しさに一時間早めに休憩。態勢を立て直すことにした。

午後9時30分
 外は雨。室温から考えて雪に変わることはなさそう。過ごしやすい分だけ、いささか疲れを感じる(?)ような気がする。もっとサバイバビリティを脅かされていたら、しんどいのだるいのと言ってられないだろう。
だから、最後のお勤め、中3の理社をグワッともりあげていかなければならない。ひたすらコーヒーを飲んで(五杯目までは数えていたけれど、、、)、完走しよう。
 
 夕方、マルちゃん親子がご来訪。
大学進学の決まった晴れ晴れとした雰囲気が教室を満たし、お話をうかがうこちらの心の底まで、何かあたたかい空気がしみとおってきた。夢と希望にあふれる学生生活と親子の絆の深さと、両翼に輝く幸福をのせてマルちゃんが旅立つ。きょうまでどうもありがとう。
GOOD LUCK!!

午後9:40
 ふらっと、高3、S嬢登場。
(ほんまタフなやっちゃなぁ)「どうだった?」
 にこにこしながら「あんましよくなかった」
(勘弁してくれよ、と思いつつ、恐る恐る)「採点したの?」
 屈託なく、あっけらかんと「はい、768点だった」
(何だよ、ボーダー越えてるじゃない)「8割5分か、いいぞ」
 素直にさわやかに「800点欲しかった」
(そりゃまぁ多いほうがいいけど)「いやいやいや、十分でしょう」
 
 その後、センター英語の設問形式が例年にもまして煩雑さを増したことをしゃべりつつ、国立大学二次試験、数学の解説をコピーして、疲れもみせず、風のように帰っていった。

 天晴れ。