冷たい雨

授業を始めようとすると、中3K君からメールが入った。
 「盈進合格しました。もちろん特進です」 はい、予定通り、おめでとうさん。
小6で、近大福山、難関クラスの繰り上げ合格候補だった子が、「昨日、近大から来ました」という報告。 あまり嬉しそうではない、まぁ、そうだろう。一発合格を当然視されていたのにしくじったのだから。くやしさを糧にして欲しい。リベンジする機会はまだある。
 小6の授業をしていると、02にシターモ登場。「どうだった?」と尋ねると「やりました!」。まぁ、そうでしょう。おめでとさん。そのあと、英検の対策をやってる子や、中1の授業や、いつものように同時多発異学年指導に巻き込まれていると、02にモッチィが座っている。「大丈夫だったろう」とドンと背中をたたく、と、にこっと笑ってうなずく。「特進だな」と確認すると、「はい」とにやり。昨日、「君が特進にうからなかったら、僕は坊主になる。僕は坊主になったら、妻から離婚される、今さら遅いけれど、絶対、特進に合格してくれ」と全く理不尽な話になっていたので、やれやれ、ほっと一息。
 そのあと、近大福山高校の入試問題の正解を作り、自己採点し、三人の合格を確認し、きょうはお開きとなった。
 問題はそのあとに始まる。シターモが、A4の紙に盈進を選択した場合と、近大福山を選択した場合のマインドマップらしきものを作って、ひとりかがみこむようにして悩んでいる。明日が盈進の手続き日、盈進にするのか近大福山にするのか、唸っている。細やかな神経の持ち主らしく、実に微細なシュミレーションを行って、自分の未来像を模索している。こういうときは、敢えて踏み込まない。どっちでもOKだよって言うことにしている。徹底的に自分で考えられる子の邪魔をしてはいけない。自分で決めればよい。どちらにせよ、大きな希望を持っている以上、小さな挫折はたくさんあるだろう。挫折に学ぶ謙虚さが彼にはある、時として必要以上に謙虚でありすぎるけれど。
 「どっちに行ったって君次第さ、とことん悩むんだな」と笑いながら言うと、
 「今晩、悩みます!」と、潔く笑いながら帰っていった。
 
 おい、成長したなぁ。入塾したころ、英語の単語テストで七転八倒していたのが嘘みたいだなぁ。でも、まだやらなきゃならんことはたくさんあるし、内申はないし、、、。もっと成長してもらおうか、いや、もっと成長しなきゃいけないのは僕自身か(苦笑)

 明日はお昼から始動。そろそろ、国立大学二次試験モードに突入。センターリサーチが返ってから、と思っていたけれど、リクエストがあったので始めます。

 今、新年度の問い合わせが日に2件ぐらいあります。午後5時以降は授業中ですので、できればそれまでの時間帯にお願いします。授業中の電話はご遠慮ください。メールで面談日をお申し込みいただければ、返信させていただきます。
 あらかじめ、次の点をご確認ください。
 新小4→今年は募集しません。小6の受験指導に小4枠を使います。
 新小5→募集中です。ただし、内部生のご紹介のあった方が優先されます。
 新小6→募集停止です。もう一杯です。
 新中1→若干名
 新中2〜中3→募集停止
 新高1〜高2→若干名
 新高3→募集停止です。もう一杯です。