西高東低だそうな

■小6 キリンチームの演習。昨日危機的状況に陥った生徒を二名救出。もう溺れることはない。ある調子のいい子が威張るしぐさが、「小便小僧」に似ていたので、「この小便小僧!」と言うと、「お父さんにも言われた」と聞いて爆笑。うーむ、思いつきが共有化される稀な例に遭遇した。ベルギーのブリュッセルにあるんだっていう話をしたけれど、発音に苦労していたので、紙に書いて示した。ポージングをネットで調べて、「君の一発芸にしろ」と、くだらないアドバイスをした。たぶん、本気でするだろう、なぜなら、とても素直でよい子だから。

■小5 まだ小数の四則計算で悪戦苦闘する子がいる。おちついてやれば楽勝なのに、どうも集中力の散乱傾向をもっていて、イージーミス多発症候群に陥ることがある。「ゆっくりやれ、誰よりも丁寧にやれ」と繰り返すのだけれど、強迫観念的に飛び出してゆく。早期幼児教育の弊害としか考えられない。幼児期に、右脳を鍛えると言われているフラッシュカードトレーニングを受けていて、瞬発解答の悪しき習慣に染まっている(これは僕の仮説、そういう気がしてならない、という話)。ゆっくり思考力を育てるべき時期に機械的な反復トレーニングを受けることは、脳にとってたいへんな危険性をともなうことが、もっと思慮深く考察されて良いのではないか。言語認識力がじゅうぶんに育っていない環境で、イメージトレーニングを反復することの危うさをきちんと育児書に書いておくべきだと言いたい。

■中2 英語は受動態。数学は一次関数の式。新分野のお話をぐいぐいすすめた。よい感じ。素直に順調に育っている子らが、まじめに取り組んでくれる授業は、一服の清涼剤に似て、浄化作用がある。実に楽しい。

■高校初級 「皇帝陛下のお休み」という発言。「ふぅん、なんか、あれね、ブラックエンペラーってイメージね」と、いないものだから好き勝手に言いました。すみません。休まないでね。ド・モルガンを毛嫌いしていた生徒が克服。やれやれ、こんなところで引っかかるなよ、と思ったけれど、本人なりに頑張っているのだから、ケチをつけるべきではないだろう。まぁ、がんばれ。先は長い。

久々のカープの連勝にちょっと気分が明るい。いや、他に理由のないわけではないか、、、