ただならぬ気配もただよわせつつ

世間はお盆休み、「先生、明日はお休みします」の声もいくつかあった。常識的に考えてこの時期の夏期講習は無理があったかもしれない。来年は少し考え直そう。
ご迷惑をおかけしたみなさん、すみません。

そうは言っても、やらなきゃならないことは目前に山積みで、どんどん課題は累積する一方と言ってもおかしくない。
小学生に適性検査対策をすれば、問題文の文意は読み取れない、発想は粗雑、表現は稚拙、字は汚い、といった答案がゾロゾロでてくるし、中学2年生に不定詞のテストをすればさっぱり分かっていないし、連立方程式の文章題を試せばボロボロだし、、、、。
高校生に仮定法の問題をやらせれば、トンチンカンを答えるし、、、、。「何考えてんだ、いい加減なことを言うな!」と声をあらげてしまう一幕もあって、みっともないことであった。
中3生もテスト演習が続くと、どうしても緊張感を失ってくる子もいて、「やる気がないなら帰れ!おまえにプライドはないのか」と凄んでみせなきゃならない。
平和な時代に、平和に学習できることをありがたいことだと思えって子どもらに言ったところで、彼らの想像力では理解できまい。だから、そんな誇大妄想的な理屈で子どもらの自覚を促そうとは思わない。それは大人が考えていればいいことだ。
素朴に「もっとできるようになりたい」と思ってくれればいい。それで十分だ。あとはこっちが引き受ける。たぶん、それだけのことだ。

一晩寝れば状況はいつだって改善している。
明日もガンガンいこう。