冬にもどってしまったかのような寒さであった。

小6イレギュラーズ(メモリーチェックを認証されていない生徒)が三名、うち二名は漢字テストの追試もかぶっていて、累積課題が上積みされていく居残りスパイラルにはまりかけている。すこぶる不健全な状態だが、6年生までに集中して学習する体験をしていない場合、珍しいことではない。ミッフィーズの宿命と思う。徐々に経験を重ねる過程で、処理能力を高めていく元気をもってもらいたい。村上は焦らずに成長を待ちたい、ただし、こまめにチェックしながら。

小5 小数の計算が依然として不安定のきわみ。ノートの作り方はかなり向上してきた。いずれ望ましい結果を得られるであろう。着実に前進するリズムが自信を涵養する。
米作りの小テストを行ったら、全員、割れて砕けて裂けて粉々に散った。何にも身についていない。天晴れであった。何も失うものがないほど見事だったので、一枚ずつ解説をいれて復習した。来週に期待したい。まさにこうして受験勉強はすすんでいく、という見本のような授業であった。

中2 4月入塾の生徒の進度調整もあって、to不定詞から話を始めた。従来と少し解説スタイルを変えた。いつものようにやると、いつものように躓く生徒が出ることは必至であったから。だから、いつもとは違うやり方でアプローチした。今年は失敗を恐れず、経験に固執せず、大胆に新しいやり方を試すつもり。

高校初級 因数分解の達成率に、恐ろしいほどの格差が生じていた。得意不得意が大きく分かれる単元であることをあらためて認識。きょうのテーマは絶対値を含む方程式・不等式であった。消化不良が目立つばかりであった。

午後5時以降、昨日の追試受験者がゾロゾロと、小6・中1・高3のクラスからいっぱい来ていた。
塾としては、活気があってよいとも思えるし、どうしてこんなに追試になるの、と毒づきたくもなる。身につけてもらいたいものを計量的にはっきりさせていくと、追試にひっかかる生徒が出るのは、どうしても避けられない面もあるかもしれないけれど、それを何とかするのが塾屋の導き方であろう。たぶん、正解のないところで今年も模索していくことになるだろう。