懇談と入塾案内が終わり、さぁて授業の準備だ、と思っていたら、駐車場に小6少年のお母様。
なんだかとっても明るいオーラ。
「どうも、昨日はすみませんでした」と、昨日のお詫びからはじめたところ、
「いえ、先生、ついさっき来たんです。市立から繰り上げの電話が」
「ひぇー、おめでとうございます。よかったぁ」
これは、デジャブがあるなぁ、と思ったら、小6少女のお母様と
つい、先日のことだ、同じ01教室の前で、
「先生、来たんです、広大附属東雲から繰り上げの電話が」
「あぁ、よかったぁ」
と、たいへんうれしいことが同じようにあったのだ。
あのときも、出だしは、不合格の謝罪からだった。
どうして、こんな展開になるのか。
どうして、すっきり決められないのか。
村上がヘボな指導しかできないことが如実に示されているようだ。
できれば、明日もサプライズがあってくれ、と、切なく思う。非力で愚かな塾屋の本音。
そしてもうひとつ。
きょう、選抜Ⅰ で 大門高校にTさんが合格。
毎年、選抜Ⅰについては、「やめとけ」と翻意を促すことが多いのだけれど、彼女に関しては、軽くゴー・サインを出した。作文が上手なこと、3年間部活を頑張ったこと、志望理由が明確なこと、いろいろアドバンテージが多いことが理由だった。
年明けから、反復して小論文の練習をおこなったけれど、ただの一回も不安を覚えたことはなかった。合格の報告に来た彼女を小5のクラスに呼んで、小5の生徒たちと一緒に祝福した。実にすっきりといい顔をしていた。冬期講習中、自習室にひとり残って自習を続けた努力もちゃんと報われた。受かるべくして受かったと思う。よかった、よかった。
そうは言っても、高校入学までにやっておかなければならないことはたくさんあるから、英語も数学ももっとパワーアップを続けよう。大学受験まで道は長い。