日が暮れた、帰りなん、いざ

ここ二日、入塾試験とその講評があってあわただしかった。

入塾試験の作文は、いつ読んでも楽しいものだ。

毎年、個性的で魅力的な子どもたちに出会える。

自分の力の限界を思い知らされ、打ちひしがれた気分を引きずっている時でも、
見知らぬ子らとの出会いがもたらす刺激は、塾屋の本能を揺さぶる。

「この子を教えてみたい!」と思ってしまう。

教育欲が強すぎるのだろう、だから、好んで塾屋をやっているんだが、
今年もまた、新しい子たちとの出会いにパワーをもらった。

精神的に躓くことの多い塾屋稼業をこうして続けていられるのは、
毎年入塾試験を受けてくれる子どもたちが与えてくれる新鮮な活力のおかげである。

19日の入塾試験がまた楽しみだ。