木曜日の風景

小4 

 例年以上には「割り算」に時間を割いている。昨日も演習テーマだった。ほぼ全員が 3ケタ÷2ケタ の計算を筆算でできるようになった。できれば、これを暗算でやらせたい。ポイントは 2ケタ×1ケタ の暗算で、どれだけ正確に繰り上がりの足し算ができるか、というところだ。計算の不得手な子らを効率よくトレーニングする方法を改善する必要がある。演習量を増やせば誰でもできるようになる。しかし、計算ばっかりやっているわけにもいかない。教える側がステップの刻み方を間違えなければ、短期間でマスターできるはずなんだが、、、。

小6

 文章題のデパートのような授業だった。差集め算、過不足算、つるかめ算、食塩水、損益売買算。5年ですでに習った問題を復習するので、問題の構成→考え方→立式→計算 を流れるように説明した。だから、新しいことを学ぶ新鮮さはない。いつもの問題をいつものように解くだけだった。しかし、村上の感想とは裏腹に、子どもたちの中には、いつも解けない問題がいつものように解けなかった子たちもいた。

 文章題の重要性を考慮して先へ進むのをやめた。「間違い直し」を宿題にした。チェックボックスの活用方法を具体的に教え、解けるまで何度でも解きなおさなければならないことを説いた。

 次の授業では「間違い直し」の成果を「テスト」で試そう。不十分なら「再テスト」を課そう。いつものように、解けるまで何度でも繰り返しやる。

 できれば、そうした過程を経る中で「誰に頼らなくても、落ち着いて考えれば必ず解ける」という自信をつかみ取ってほしい。たとえ、スムーズに成果を出せなくても、あきらめない、くじけない、しぶとく問題に取り組み続ける姿勢を養ってほしい。