浅井長政のこと

 つい最近まで、浅井長政を 「あさいながまさ」だと思っていた。歴史の授業でもそう教えてきた。

 先日、何かの折に、妻から「あ・ざ・い」でしょ、と指摘された。自信満々で反駁したものだから、木端微塵に粉砕されてしまった。「すみません、ぼくが間違っていました」と丁重に詫びた。

 思い込みというのは恐ろしい。中2の時、司馬遼太郎の「国盗り物語」を読んだ時から、ずーっと40年間思い間違いをしてきたことになる。

 今まで村上に間違って教えられてきた生徒のみなさん、ごめんなさい。

 あざいながまさ でした。