「ドラえもんの鈴を使ったら解けた!」と言って彼は微笑んだ。

午後9時前、例によってサッカー少年が宿題が終わったことを報告に来た。

「習った”ドラえもんの鈴”を使ったら解けました」

「ああ、割ったり、掛けたりする関係がみえたのね。じゃぁ、単位の換算は」

「最後の問題はメートルで答える問題だったから、100で割ってうまく解けました」

「ふふふ、賢くなった?」

「はい、たぶん」と、にっこり。

解いた問題を、ポイントを押さえつつ筋道立てて説明できるようになった。もう少しすれば、持って生まれた思考力を存分に発揮できるようになり、独力で持続的に考え抜くことができるようになるだろう。あとで振り返れば、この5月が、量的変化が質的変化を呼び起こした時期だったと語ることになるはずだ。

私たちの紡ぐ物語が今後どんな展開になるのか、少し楽しみになってきた。

 

漢検のこと

次回漢検(6/13実施)で、2級にチャレンジする中学生が過去問のリクエスト。

とりあえず、三つ渡した。黙々と05でやっている。

四字熟語で苦戦しているらしい。

うーん、ハードルが高いからたいへんだ。

 

今回の漢検は、LEC史上最大の作戦になる。

全参加予定者は80名。

これまで任意受験だった中学生を必修化した。そのため3級どまりだった子等が一斉に準2級に挑戦することになった。その数29名。小6から中3まで入り乱れてのコンテストで実に楽しい。

着々と準備のすすむ小学生に対して、中学生の準備が出遅れている。

来週から漢字のルーティンワーク復活、徹底演習を再開する。

中間試験から英検・漢検モードに切り替えてアタック開始!