第1回入塾試験終了  旧友からの電話

入塾試験、今晩から採点に入ります。受験してくれた生徒さんのいいところを見つけてあげたい。受験してくれてありがとう。

13日に若干名の受験者が予定されています。
講評は14日、15日。配布したスケジュール表にしたがってすすめます。

【漢字検定試験自己採点】 
きょうのトピックは中2女子。3度目のチャレンジで2級に合格!やったね、おめでとう。なかなかスイッチが入るのに時間がかかるタイプだけれど、スイッチ入ったら破壊力抜群のパワーがある。それを常時コンスタントにどう発揮するか、それが今後の課題だね。



昨夜。午後10時をまわったころ、電話が鳴った。内部生が授業を終わった頃を見計らって電話してきた、と思いきや。
「ありゃぁ、Mじゃないの」ということで、大学時代のクラスメートで静岡の同業者、M君-バンドを今でもやっていて、時にはバックコーラスを率いてゴスペルも熱唱するというミュージシャン-からだった。「おまえさぁ、娘、大学いったんだろう」「うん」「どこ行ったんだよ、まさかT大か」「うん」「えええぇぇぇぇっぇ、ホントーかよ。マジですか、恐れ入ったな」「ども」「いや、ちょっとさ、相談があって」で本論が始まった。
塾講師採用の事案だった。村上と違って彼は何人か講師を雇っている。季節がら新しい講師を採用しなければならないのに、優秀な人材になかなか出会えない難しさを抱えているらしい。
「ダメダメ、そんなことじゃ使いものにならないって、やめといた方がいいよ」と無責任にダメ出しをする村上の意見に「やっぱそうだよなぁ」と彼が同意する。たぶん、聡明な彼のことだ、結論はとっくに出ていたのだ。ただ、念のため第三者の意見を求めてきたのだろう。「やっぱなぁ、優秀な奴ってなかなかいねぇからなぁ。まあ、そうだよな。うん、すっきりした。ありがとな。じゃぁまた」「うん、また」
どうするのだろう、代わりの人材が果たして見つかるのかしらん。まぁ、今までも何とかしてきたのだ、今回もなんとかするだろう。行動力は村上の2倍ある。

自宅に帰って食事をしていると、携帯電話が鳴る。深夜に携帯にかけてくる人物は近親者以外考えられない。「どきん」とする。しかし、番号は見慣れない不審な番号。恐る恐るでてみると、「村上ぃ?元気ぃ?あのさ、今、今治にいるんだよ、”今治造船”関係で、、、、」これまた大学のゼミの同級生、F君、千葉在住。昨年、彼が出張してきた尾道で久しぶりに再会した。村上の麻雀・競馬の師匠にして、体脂肪率0のマラソンランナー、某船会社の部長が、突然オクターブをあげて言う「おまえにそっくり、本当に生き写しの奴と今飲んでるんだ。顔もそっくり、手の動きもそっくり、表情の作り方もそっくりでさ。俺はそいつを、村上って呼んで飲んでんだけど、写真送るからメールアドレス教えて」
はいはい、アドレスね。楽しみだね、見たら返事だすよ。ということで送られてきた写真を見て、妻は、「メガネはまぁ似てるわね」というお言葉。さっそく、似てねーぞ。と返信。するとまた電話をかけてきて、いかに似ているか力説し、直接話をしろというので、はいはい、かわりましょ。ということで、村上そっくり氏と、はじめまして、いや、どうも、なんだか数奇なご縁で、ええ、まぁ、よく似ているらしいですね、はははは。と、しまりのない会話のあと、F君が、よぉ東京に来ることあるんだろう、また、飲もうぜ。とお誘いしてくれるので、うんうん、そうだね。と返事をしていると、突然、妻がわりこんできて、Fちゃーん、元気?とのたまう。携帯を渡してかわる。F君は何度も拙宅に泊まったこともあって、妻も気兼ねがない。朝までのめませんよぉ、無理ですよぉ、と、なんだか盛り上がった会話がひと段落して、携帯が戻ってくる。
落ち着きを取り戻した彼から、つつがくなく頑張りましょう、という言葉をいただいて深夜のドッキリ「そっくりさん事件」は完結した。

大学時代の友人が何の脈絡もなく突然二人も電話してくる夜がある。盆と正月がいっぺんにやってきたような楽しさ。大学時代の、あの無為にしゃべり続けながら酔っぱらっていた時代をふと思い出す。

たぶん、娘も今頃そうした生活を楽しんでいるのだろう。