夏期講習3日目 現況報告-1

三日目にしてやっと声を荒げることなく授業ができた。
お怒り事例-1
「式はどこだ。学習のルールを思い出せ。答えがでるまでの式がなければ、やったことにならないんだよ!はい、退場、05教室へ行って、このページの問題を全部やり直す!」
お怒り事例-2
「何だその答え方は、よく考えもしないで適当なことをとっさに口走るな。何度も言っただろう、その場しのぎにいい加減なことを言っていたら賢くなれないんだ。早く答えたいジリジリした気持ちを我慢して考え抜くんだ。そうやってはじめて人は賢くなるんだ。考えろ!」
 など、テキストでバンバン机をたたきながら大声で面罵する村上を前にして、子どもは、たぶん、心底怖い思いをしたことだろう。すんまへん<(_ _)>
 きょうはそれがなかった。やれやれ。塾屋的にはやっと軌道にのってきたというところ。


 中1Jのクラスは、ひとり辞退者があって、ひとり追加したので、結局6名で動いている。毎日、テキストの予習、プリントの先取りとボリュームのあるメニューをよくこなしている。こうしたきっちりした学習を自習でこなしていける子どもらは、瞬く間に上級生を凌駕していけるだろう。あふれるような向上心と強力な集中力があれば、中1と中2の間の低いハードルは簡単に跳び越えられる。謙虚にひたむきに学ぶ子らが飛躍する姿をみることができるのももうじきだ。苦労した分だけ、高く美しく飛翔できる、と言っておこう。
 
 中2の中3B移籍メンバーもいまのところ順調だ。また、中3Bの生徒らもやっと受験生らしくなってきた。自習が続く毎日だが、まぁ、いい感じ。授業が楽しみだ。中2と中3が、がっぷり四つに組んだ緊迫した夏の勉強になるだろう。

 高校初級は不定詞・動名詞・分詞・分詞構文と準動詞に絞った講習。高3から中2までの混合クラス。高校中級を吸収したので多い。LECの目指すべきひとつの姿が具現化したようなクラスだと思っている。だから、やっていて実に楽しい。しかし、自己満足に陥らないようにしないと、塾屋が楽しい時は危険なときでもある、自戒が必要。

 小4は実に小気味よく授業がすすむ。ひとりひとりよく時間をかけてテキストの準備をしてきている。14名いるけれど、多いとは思わない。たぶん、授業中の反応がよいからだろう。まぁ、今やっていることで、ノロノロやっていたら、この先やっていくのは困難きわまりないことになるのは明白なんだけれど、ね。きょうは午後2時ごろから4人も自習に来た。明日の準備らしい。なかなかよろしいぞ。上手に塾を利用してちょうだい。

 小6は学力格差が顕著になってきつつある。算数のテキストの復習を組織的にやる時間と場所を作らないと、少数のできる子と多数のできない子に分離する。素案はあるので、あとは具体化するだけ、タイミングの問題。元気にとりくんでいる姿は称賛に値する、が、結果がともなわなければ、それまでだ。工夫していこう。

 中3F、一進一退の攻防が続く、というところか。もっと課題を増やしてもいいかもしれない。レベルはかなり高い。しかし、完成度にムラがある。どこか精神的な強さが物足りない。