明日はおやすみでーす!!

昨日、中2の数学キッドが「数検準2級に合格しました!」と嬉しそうに報告。
「おうおうやるじゃねぇか。おめでとう!」

彼は、中1の夏、飛び級し損ねた。
いや、そもそも「お前は私立の中高一貫向きじゃない。地元の公立中へ行け。じっくり英語の力を磨け!漢字であれだけ苦労したんだ、お前に私立中の英語の授業についていく力はない」と強力に指導する村上に真っ向から楯突いて「公立はいやだ。どうしても私立に行く!」と言って譲らない。あまりの強情に「よしわかった。じゃぁ、絶対弱音は吐くな。授業は全力集中で聞け。提出物は必ずきちんと出せ。人の二倍も三倍も努力しろ。それが約束できるなら応援してやる」ということで、私立中へ進学した。
村上が危惧したほど苦労せずにスタートできたけれど、中1夏の講習は安全策をとった。飛び級を見送り、中1のクラスで固定。2学期の英検も敢えて4級にチャレンジさせなかった。「受けていれば俺は合格していた」と家ではこぼしていたそうだったが、客観的に検討して無理な受験をさせる気はなかった。その間、数学は順調に伸びて好成績を収めていた。数回特訓した数検3級に合格したのは12月ごろだったか。中1の3学期に英検4級に難なく合格。4月からは中3Bを掛け持ち受講開始。そしてこの6月に英検3級も無事取得。夏からは中3B完全移籍が決まっていた。
すでに平常授業では高校初級数学にも招待しているが、高1Sでもやっていけるかもしれない。好きならいくらでも、できるならどれだけでもバックアップしたい。時に、せっかく特訓して教えた問題を、検定試験では正反対にやってのけても、「数学が好き」という純粋な気持ちをもっている限り、できるだけ支援してやりたいと思う。

中3Sでこの6月に英検2級に受かった女の子も、ずば抜けた才能の持ち主であることは間違いない。英語は高校上級、数学は高1S、中学入学以後、毎学期成績優秀賞をとり続けているある中3女子の積み重ねてきた努力も他の追随を許さない。まさに多士済々のタレントが集うLECの中学生たちが、どんどん高校生のクラスにチャレンジするこの夏のスタイルを今後いっそう発展させていくことが、たぶん、LECのすすむべき道であって、塾屋の村上が歩むべき進路であろう。

必ずしも意図してできたわけではない。気がついたらこうなっていた。生徒の向上心と努力に応えたいと思いつつやってきたら、いつしか制度的に整備されていた、という気がする。もちろん、幾多の欠陥もあるし、整備不良の点もある。結果として、制度と折り合いのつかない生徒も出てくるケースもあった。

しかし、どんなシステムを採用していたところで、すべての生徒に対応できたわけではない。そんな汎用性に富んだ学習システムなど存在するわけがない。自らの力の限界をわきまえ、モチベーション高く取り組むことのできるシステムを構築することが、塾屋として責任ある態度であろう。
判断の誤り、方法論の失敗をあげればきりがないけれど、年々LECが成長していることは間違いない。未熟であり、野蛮であり、非論理であることは日々痛感しているが、停滞を感じたことだけはないように思う。

では、いつものように号令をかけよう。

LEC前へ!


小6の生徒たちの作品です。
昨日の休憩時間に撮りました。
お暇ならご覧くださいまし。

http://www.youtube.com/watch?v=dHs27UNUIv4