いいお天気

春期講習をふりかえって  その2

 中1 22名

 01教室をある晩一気に模様替えして、22名の座席を作った。「ひぇー」という圧迫感がないわけではないけれど、その分気合が入っておもしろい展開にもなる。

 さすがに中学受験を経験していない子たちがこの春には苦戦した。生徒の努力では解決できないレベルだったので補充した。時宜を得た保護者の方からのメールがあったので、傷口がまだ小さい間に手をうつことができたように思う。

 この週末があければ、彼ら・彼女らは、おのおの新しい学校へとすすむ。環境に慣れ、新しい人間関係になじみ、自分のペースを生み出すまでには、時間もかかれば、試行錯誤もあるだろう。焦らず、気負わず、淡々とやってくださいまし。より多くの幸運がおとずれますように。より少なくしか訪れなくても、くじけないように。

 13日(土) 英語は一般動詞から。単語テストももちろんあります。数学は一次式の計算から。4月学力テスト、英語で失敗した人は単語テストの取り組みを改める必要があるよ。

中2 19名

 3学期の総復習をした。上位者はよいトレーニングになったけれど、下位者は問題山積で課題が次々見つかった。焦らず地道にひとつずつ克服していくしかないのだが、毎回の居残り再テストが常態化する、きわめて不健全な状況はこの1学期で転換したいと思う。小テストに一発合格するための主体的準備学習をもっと洗練する方法を教えたい。残念ながら秘策はないし、特効薬もない。反復演習あるのみなのだが。

中3B 11名

 学力テスト5教科合計が400点を超えることができた生徒は2名だけだった。実力不足を夏までに解消するにはどうしたらよいか、もっと緻密なプログラムが個別に必要だ。計画的に学習量を増やしていくために、場合によっては中2クラスへの出席も考えなければならない。あと一歩の状態から抜け出すときのコツは、「わかった気にならない」ことだ。「わかったつもり」でいるから、学習に隙がうまれ試験で失敗する。「わかるまで何度でも」取り組む精神性を養うことだ。

中3F 5名

 悪くはない。しかし、よくもない。課題は多い。一言でいえば、「ひたむきさ」をどう育てるか、ということに尽きる。才能は豊かだが、一意専心学習する環境を丁寧に整えてやらないと、その才能をいかした学習ができない幼さが随所に目につく。いずれセルフコントロールできるようになる日もくるだろうが、それまでは山あり谷ありいろいろあるだろう。心の一番深いところにある自分の声にどれだけ真剣に耳を傾けることができるか、日々、試してもらいたい。本当に手に入れたいものは何なのか、と。