そう言えば、数検

「そう言えば、数検」とか、数学検定協会に怒られそう。深い意味はないのであしからず。

結果が判明して一週間、鮮度は落ちたけれど、報告しておきたい。

 

8級=小学4年相当 (旧小4=新小5)

 ひとりを除いて全員合格。

 よろこぶべきか、というとそうでもない。ひとりでも取りこぼしたところに問題点があるように思った。深刻な問題ではない。のんびりした子はのんびり大きくなる、そういうことだ。ただ、村上の指導の仕方は、それとは別次元の事柄だから免責されるわけではない、あたりまえのことだ。なんとかする方法を考え、7月には結果を出したい。

 

6級=小学6年生相当 (旧小5=新小6)

 全員合格。計算に関してはかなり上達した。思考力の育成は、これからだよね。中学受験が終わるまで数検は停止。ちょっと気が楽になった。

 

5級=中学1年相当(旧小6=新中1)

 あの中学受験が終わったばかりの2月にスタートダッシュで数検5級めざして勉強した子たちのタフさは称賛されてよい、と思った。おかげで全員合格。この子たちなら中学3年分の数学を2年で終わらせることは造作もない、と思う。プラン通りやっていける。

 

3級=中学3年相当(旧中2=新中3)

 1次(計算)は合格したけれど、2次(思考力)はしくじった、とか。2次は合格したけれど、1次をとりこぼした、とか。初体験で、リハーサル1回、ほぼぶっつけ本番でやると、予想外の出来事が次々発生した。総じて、やや集中力に欠ける雑なタイプの生徒に失敗が目立ち、スピードはないものの落ち着いて丁寧にとりくむことのできる子たちに完全合格が多かった。生徒の数学の力を多角的にみる指標として有効な試験だ。

 

準2級=数Ⅰ、数A(旧高1=新高2)

 受験した男子4名は全員合格。では、彼らはセンターレベルの問題はもう無敵か、と言えば、ぜーんぜんそんなことはない。うまくいけば8割はとれるだろうけれど、それ以上は無理。ひとつ間違えば5割程度に沈むだろう。高1の終わりに、ひとつの節目として受験するにはちょうどいいレベルといえる。旧中2=新中3の少年が果敢に挑んで、1次合格だったことをほめておこう。夏には楽に2次合格できるだろう。

 

ということで、2013年は、漢検・英検・数検をトリプル・トッピングにしつつ受験指導を展開する予定。詳細は案内書の年間行事予定を参照のこと。