ちょっとうれしい!

先日の灘中入試に失敗し、へこんでいた少年が、きょう広島学院中学に合格し愁眉を開いた。

ふふふ、よかったなぁ。(本当は、ウォー、やったぜー!! と絶叫した)

地元のソフトボールチームのキャッチャーでキャプテン。小柄だけれどファイター、精神的な芯の強さを買われたのだろう。夏までは、きちんと全試合スタメン出場で頑張っていた。早朝の演習にユニフォーム姿で現れて、塾から練習のあるグラウンドまで直行ということもしぱしばあった。あの早朝の演習は眠かったなぁ。

小5から飛び級していたので、6年生までの課程は実は5年までで修了していた。だから、余裕でソフトボールもできたし、6年生になって児童会の会長も立派に勤めた。

受験勉強のモチベーションが切れないように、小6の一学期の間は、中3の理科の授業にも同席させた。いい学習ができた。「かわいい」と中3女子にかわいがられたからではない。抜群の理解力と暗記力で、並の中3を軽く凌駕する際立った学習能力の高さを示したからだ。

もちろん、順風満帆できたわけではない。スランプの時はクラスで2番になるという失態も演じた(まぁ、1番になった女の子が猛烈頑張っていた、ということもあるけれど)。理科が伸び悩んだときは、参考書を離れて少年用の理科の読み物を読ませたりもした。小5で漢検2級を取得した語彙力がそういうときには役立った。どれほど役立ったかはわからないけれど。

 

きょうで彼の受験が終わったわけではない。彼の一番行きたい学校はこれから入試がある。

粛々と最後の詰めをしよう。

僕たちが証明しなければならないものはこれからやってくるのだ。