「明日は何時から開いてますか」「9時だよ、いや、8時半か」

中3Bは、特別に明日演習を組んでいるわけではない。

ふだんどおりなら、彼は午後1時からだ。

どうやら、朝からやる気になっている。

自ら動き始めた子が、またひとり増えたのか。

いや、たんなる気まぐれかもしれない。

あるいは、ひょっとするとそれが自分の人生を切りひらく一歩になるかもしれない。

意味付けは、いつか、どこかで、賢い人がすればよい。

塾屋は、「よっしゃー、がんばろうぜ」こたえるだけだ。

なぜなら、常に、学習は何をどれだけどう勉強したか、で、はかられるのだから。

彼の明日の学習が、ホンモノの学習になりますように。

そのために、塾屋が適切な役割を果たせますように。

 

予報によると、この寒波で明日は大雪になるかもしれない。

受験生、雪なんかに負けるな!