LECオンライン教室 phaseⅢ

■今後の予定

5月8日までは、現時間割が継続されます。

5月9日  Zoom特別講演会があるため、一部時間割の変更を行います。

5月10日  お休み

5月11日 新時間割(5/5発行予定)に移行します。

 

■お知らせ

 オンライン授業を受けられなかったとき

    Youtubeで録画授業(限定公開)を視聴できます。

  手順

   ① 村上に録画授業リクエストメール。

   ② 村上が限定公開視聴用リンクを返信。

   ③ リンクをクリックするとYoutubeで限定公開の録画授業を視聴。

   

   ひとこと

        録画授業を視聴すると、間延び感があって村上には苦痛でした。

       録画を前提に授業をすると、アップテンポでタイトな授業展開になります。

       しかし、それでは授業理解に時間のかかる子はついてこられない。

       1.5倍速で録画を再生するとちょうどよい、と聞いたことがあります。

  

 現場の子どもらの反応をみながら行われる授業を録画してできた動画と、あらかじめ録画を前提として授業した動画は似て非なるものです。詳しく述べるときりがありません。とにかく録画授業の再生動画にはメリットもデメリットもある、ということでご了解ください。すくなくとも欠席した不安感の解消はできます。

 

 

■同業の友人から電話

「オンラインの授業をそろそろ打ち切って、対面授業にもどすことを検討している」、と。「オンラインの必要性はわかるけれど、隔靴掻痒の感を免れない」と。

「いや、5月いっぱいはダメでしょ。時期尚早でしょ」と返したものの、気持ちは痛いほどわかります。手慣れたスタイルで授業する方が楽に決まっている。

 しかし、オンライン授業だからこそできることもいろいろある。

 対面授業では、児童・生徒⇔場⇔村上という、目に見えない空気を経由して発言がやりとりされるのに対して、双方向のオンライン授業では、「場」の介在率が激減し、感覚的には、児童・生徒⇔村上というコミュニケーション回路が成立しやすい。

 CHAT機能はその典型。

 生徒が上手にキーボードを操れる中3ぐらいになると、国語の記述式問題は、解答が送られてきた瞬間に口頭で添削できる。音声回路にもプライベート通話機能が備われば、もっときめこまかい指導ができるのに、と思う。しかし、一斉通話であっても、英語の授業で個別に発音を矯正し、注意点を喚起することは対面よりやりやすいように思う。数学の間違い直しも、より緻密なやりとりが可能になっているように感じる。児童・生徒との言葉のやりとりがより近いとことで行われている、ということは以前にも書いた通り。

 「隔靴掻痒」とは全く思わない。児童・生徒の声が、脳の中に直接響いてくるこの新感覚に触れて、授業のやり方、児童・生徒との接し方を考え直し、次々あたらしいアプローチを試みられる今こそ、塾屋の本懐なのではないか。

 

 状況に応じた柔軟な対処法を深めていくことで、新たな地平が切り拓かれるかもしれない。そして、それは対面授業が復活しても、効果的な指導法として併用されていくかもしれない。ひょっとすると、江戸時代の寺子屋から延々と継続されてきた対面式の知識伝達方法が、根本から変容しつつあるのかもしれない。

 いやいや、そんな誇大妄想はアカデミアの住人たちに任せておけばいい。児童・生徒の学力を向上するために、ベストの方法を実践する、それだけだ。対面式こそベストと信じる人がいても当然だと思う。村上は少し違うように考えているだけの話だ。

 

 先日、電話で、LECのオンライン授業を案じる娘とそれに回答する妻の会話

「お父さん?うん、大丈夫。うまくいっているよ。たいへんみたいだけど、何か水を得た魚みたいに生き生きやってる。うん。心配ない。好きにやらせとけばいいのよ」

 たぶん、今のところ、これ以上の評価はない。