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「大正デモクラシー」から「第二次世界大戦」まで。もう現代史に入ってきたといってもよいかもしれない。国際協調路線が、世界恐慌で破綻して、保護貿易主義がファシズムの台頭を招いた、というお話。大正デモクラシーはブルジョワ・デモクラシーであり、その成立要因にマスメディアの発達があった、という視点は、今年から取り入れた。もし、日本が朝鮮民族のアイデンティティを尊重し、その文化と文明を寛容的に受け入れた形で、韓国を統治し、さらに、満州民族にも同様に、傀儡政権をつくるのではなく、民族の自立をサポートするような擁護者として、かつてローマが、異民族をローマ市民として馴化していったように謙虚にふるまっていたら、「大東亜共栄圏」とは、次元のまったく異なる、東アジア共同体、とでもいうべき国際的連帯が可能であったのではないか、というお話は、仮想戦記の読みすぎか。