オードリー・ヘップバーン

美術館に展覧会を観にいった。第二次世界大戦中、彼女がオランダのアルンヘムにいたことを初めて知って驚いた、悪名高き”マーケット・ガーデン作戦”の激戦地、英国第一空挺師団が壊滅した都市だ。しかも、あのビリー・ワイルダー監督が、その作戦に従軍していたとは!うーん。

彼女が、戦時中(12歳〜17歳)に描いたアート・ワークが、「星の王子様」の作者、サン・テグジュペリのイラストによく似ている、と思ったのは僕だけかしらん。

映画俳優として、人間として、彼女を絶賛するドキュメントやフィルムが、これでもか、これでもかと集められていて、確かにその通りなんだろうけれど、そこまで偶像化することもあるまいに、と、僕のゆがんだ性格のせいか、ちょっと鼻についた。

母親としてみせる笑顔にたくさん触れられたことが、最大の収穫でした。