無理やり頭の中から仕事上の課題を消去して、きわめてプライベートな世界で、のんびりくつろぐことができるようになったし、またそれが必要な年齢にもなりました。20代のときのように、ガムシャラに取り組み、力尽くで物事を解決するには、気力も体力も衰えを隠せない。しかし、その代わりに調整の整った取り組み方で、より効果的に解決する方法を身につけてきたように思います。いや、そうせざるを得なかったから、気がつくとそうなっていた、というだけの話、何もうまくやってきたわけではない。
昔は、一日でも休むと罪悪感にさいなまされ、とにかく休まず働き続けなければならないという強迫観念に支配されていた。休む余裕がなかった。惰性が断ち切れず、連綿と続く消耗戦を根性だけで乗り切っていた。累積する疲労で、判断力が鈍り、発想が固定化し、柔軟性を失っていった。いたずらに悲壮感だけが募っていった。
硬直化した思考で、生徒を導いても、無駄、無理、無茶の悪循環に陥るだけ。
常に状況にあわせて、局面を打開する創意工夫が求められているときに、思考停止状態で気合だけ空回りさせても、有益な対策は生まれない。
22日は、いい休日でした。
深い感動と余韻が、脳全体をシャッフルしてくれた。
次はクリスマス休暇まで、また無休。
12月25日まで全力疾走します。