が、どこにあったのか、気象庁の天気図動画で調べてみた。午前三時ごろまでは、僕の拙い予想通り、ところが、思いもしなかったこと(それは、僕のような「素人さん」にとってであって、「プロ」には自明の理にちがいない)が、起きた。なんと沖縄近海に低気圧が発生し、ぐわっと長大な停滞前線(変換ミスで「手痛い前線」になったけど、まさにそう)ができて一気に足摺沖まで進行。
午前三時
午前九時これじゃぁ、西日本は全域は雨になる。13日午前零時過ぎのTVの天気予報で、「西日本全域が終日雨」って流れたとき、「根拠は何だよ」と思った疑問が氷解。正解は「梅雨の走り」!
五月中旬ごろに、一時的に停滞前線が押し上げられて、梅雨のような天気になることを「梅雨の走り」とか「走り梅雨」とか言うらしい。以前読んだ「特攻に殉ず」-地方気象台の沖縄戦-という本で読んだ記憶がある。全軍特攻が呼号された菊水作戦で、気象情報が適切に運用されず、悪天候のため自滅した陸海軍の航空部隊が多数あったことを知り、慙愧に耐えなかった。しかし、昨日の夜の僕の犯した判断ミスも同罪でかわるところはない。
- 作者: 田村洋三
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
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