天気は

 くるくる猫の目のように変わり、曇り一転、照りつける陽射しが痛いほどになったかと思いきや、俄かに掻き曇り、ぽつぽつ雨が降り、そしてまた、、、という、湿った空気が断続的に流れ込んでいる様子が、地上にいてもつぶさにわかる、そんな一日。夏期講習会も白熱し、勢いを増したリズムとテンポでギシガシ予定を片付けていく。
 ブルドーザーの力強さと、刺繍を仕上げる細密さと異次元作業の同時進行をやっているような感覚に陥る。絶対的な体系と個別的条件と、バランスよく踏まえて踊る曲芸。アートではないし、パフォーマンスでもないのに、アートフルに、パフォーマーとしてふるまう塾屋、いや、ふるまいたい塾屋か。過程はどうでもいい、結果さえよければ、と、思いつつ、無惨な過程が、よい結果を生み出すはずはない、とも思う。
 とにかく、夏が終わる前にやるべきことはまだたくさんあるのだよ。