昨日は、十五回裏の斎藤君のピッチングにしびれてしまった。時速147kmの速球をビシバシ投げ込んで三振をとった姿は、天晴れ千両役者！高校球史に残る投球だった。最後のフォークが決まった瞬間、テレビの前で、思わず絶叫して立ち上がり、横に座っていた家人に思いっきり不興を買った。
11回表のあの咄嗟にスクイズをはずした、ワンバウンド投球は、残念なことに車のラジオで聴いていたので直接目にはできなかったのだけれど、それはそれで目いっぱいどきどきした。夜、「熱闘甲子園」でみた時、キャッチャーを完璧に信頼していなければ絶対に投げられない球だったことを知り、あらためて絶句。あの水島新司だって描けないぜ。
マウンド上で、ハンカチで汗をふいたり、クールな表情を崩さなかったり、とにかく、「世代最強エース」の称号をもつ駒苫の田中君を完全に凌駕する話題性をうみだした「エースの中のエース」、早稲田実業の斎藤君に、ただもうひたすら感動した二日間でした。
どうもありがとう。
