市立福山中学・高校

 ポイントは次の通り。
■2/2(金)に行われる高校入試の試験は、
 英・数・国(50分・100点) →独自入試問題
 適性検査(50分・80点)   
 グループ面接        →時間は未定
 調査書           →総合的に勘案する
■募集人員は約83名
 内進生の117名とあわせて200名を6クラス編成にし、4クラスをSA(super advanced)2クラスをA(advanced)にする。クラス編成に関しては、入学式までに決定する。外進生と内進生の進度のずれは夏休みに行う。この学年の国公立大学合格者数の目標は80名とする。
■大学受験指導
 夏休みに大阪の代ゼミの講習に教員を参加させ研修させた。また、国立大学の入試問題研究を教員ひとりひとりに課している。

 私立の学校と違って、公立の先生のお話は、慣れないためかまだるっこしい。慎重に間違いのない情報を伝えたいのはわかるけれど、反復が多いし、言わずもがなの注釈が多いし、枝葉末節の話にひきずられて要点が不鮮明になることが多々あった。「コミュニケーション」を売りにする学校なら、まず、教員が洗練されたプレゼンテーションを鮮やかに決めてくれよぅ、と感じたのは僕一人かしら。
 根拠はあきらかではなかったけれど、「内申のボーダーは、135点中98点ぐらいじゃないか」という進路指導の先生のお話。いかにも客観的に推測するとっていう第三者風のお話だったけれど、校長、教頭から「定員割れも辞さない」めいた話もでていたから、学校側の本音なんでしょうね。翻訳すれば、「内申98以下の生徒は採らないよ」ということでしょう。「内申98以上の生徒の中から、実力のある子を上から順番にとりたい、それで定員割れなら仕方ない」という路線でいくんでしょうね。狙うのは、ズバリ大門・理数の上、地域ニ番手校のポジションかぁ、というのが感想。
 代ゼミで教員を研修させるのも悪くはないけれど、思い切って、市立福山の中高一貫校づくりに共鳴する、受験指導に腕に覚えのある熟練教員を公募して、一気に指導力を強化するくらいの策をとれば、受験生が殺到する気もするけれどなぁ。公立じゃぁ難しいか。
どうでもいいけど、あのSAとAというネーミングは笑ってしまった。発展と応用って感じなんだろうけれど、言葉遊びみたいで品位を欠いていませんか。厚化粧をしなければならない理由はないと思うけれど。
 いまいち盛り上がりに欠けた説明会でした。