午後、附属より帰着。3:36

帰りの渋滞を懸念してTIGER Ⅰのマウンテンバイクを借りた。
ふつうに漕いで7分くらいで到着。楽勝!掲示板の前にすでに家人と娘。元保護者のTさんもごいっしょ。ご挨拶してぼーっとしていると、ボタッと異音。足元をみると、「貼るカイロ」。僕のジャケットに隠れたシャツの背中からはがれておちてきた。それを見た家人が「あっ、落ちた!」。合格掲示板の前で言ってはならない禁句。居合わせた方々、カイロを落とした私の責任です。ご寛恕ください。

時計をみながら待つ。次第に人が増えてくる。
玄関前に駐車中のワンボックスカーに、段ボール箱が積まれる。中身は緑の封筒。たぶん、合格通知書。宝の山が、郵便局へ運ばれていく、、、、

時間になった。
係りの人がボードをもって現れる。
ちがう、諸注意の掲示。
ふっと目をそらすと、
対面の掲示板にはすでに番号。左が男子、右が女子。
「あっちへ行く」と言い置いてダッシュ。

女子を上から見る。
あっと思った瞬間、
「あった」といつのまに来たのか、横に娘。

男子を上から見る。
ない。
ひとつ後の番号はあるのに、
その前がない。
「..............」

結果 ○1●2


「99%大丈夫です」と笑顔で語ったL・Pの声が
耳の奥でこだまする。

「俺なりに精一杯やりました」B・Kのメールが脳裏をかすめる。

早々に退散し、坂を下る。
全身に緊張の緩んでいく気だるさ。
風は穏やかで、コートもいらない。
首にまいたマフラーすらとりたくなる。

「どうもなぁ、親として安堵している部分と
塾屋として、敗北をかみ締めている部分と
混在して乱反射、収拾がつかない。」

思い乱れながら、182号線をわたり、
塾をめざす。

「いや、感情そのものに実感がない。
完結したという気がしない。」

「無理もないか、
明日は広大附属福山中学の発表なんだから。」