小5の授業で

 讃岐平野の干害に触れたら、授業終了後、少年Kがやってきて、「先生、讃岐平野は、干害で水不足になると、火事のとき困るんじゃない?」という至極もっともな質問。そりゃそうだ。どうするんだろうってことになって、NTT104で、香川県高松市の消防局の電話番号を教えてもらって電話した。ひょっとすると電話先は火事・災害の緊急連絡先だったかもしれない緊迫感のある部署っぽい雰囲気もありありだったけれど、委細かまわず、のんびり自己紹介して、水不足のとき消防局がどういう対策をとるのか尋ねた、相手の男性は、剛直な話しぶりではあったけれど、こちらの質問にうろたえつつも一生懸命誠実に回答して下さった。「出動する消防車の台数を増やす、携帯するホースの数を増やす、ふだんから水利状況を担当者が入念にチェックする、等々」丁重にお礼を言って受話器を置いた。少年kに、話のポイントをまとめて伝えたあと、例によって、分からなければ、すぐに調べること、きちんと尋ねれば、たいがいのことは教えてもらえること、などを説明した。
 高松市消防局の方、お忙しいところすみませんでした。ご協力ありがとうございました。あらためて、お礼申し上げます。ひとりの少年の知的好奇心を満足させるために、貴重な時間と労力をいただきました、消防局の本来の活動をもしさまたげるような事態を招いたとしたら、それは電話をかけた愚かな塾屋の責任です。ふしてお詫び申し上げます。

 さて、明日はどんな春期講習会になるやら。