ヒョウまでガンガン降って来て

 なかなか劇的なお天気でした。中3の英語を一時中断して、窓を打つヒョウをしばし見とれてしまった。トタン屋根がおせんべいを食べている、って言ったのは、中原中也だったかしら。バリバリ凄い音が、小気味よくて、ワクワクしてしまった。

 そのあとの高校中級の数学は、来てもらうのが気の毒な気がしたけれど、合羽を着て自転車で来た少年に感想を聞くと、「稲光で街路が真っ白になった瞬間が幻想的で美しかった」と、実にロマンチックな感想を述べた。いいねぇ、洒脱よねぇ、俺も見てみたかった。

 もうひとり歩いてきた少年に感想を聞くと、「生きた心地がしなかった、死ぬかと思った。妙に傘の先が尖ってて、、、」という素直な感想、いや告白。笑っちゃいけないんだろうけれど、大笑いした。いや、命がけで塾に来るなんて、いいじゃないの。

 「9:45には雷雲は去り、10時過ぎに雨はあがる」と予言したけれど、この時間でもあいかわらず、雨はふり、時折雷鳴が響いている。ネットで広島気象台のサイトから、気象レーダーで雲の動きをみた上での発言だったけれど、アマチュアの悲しさ、はずれ。

 明日、午前中、雨が降ると、振り替えた中1のクラスの生徒の出席率があがるので、塾屋としてはありがたいけれど、試合や練習を楽しみにしていた子どもらは悲しむかもしれない。でもまぁ、運命だと思って、塾へ来なさい。10:30-12:20で、英語検定試験の勉強をするからよろしく。