黒川紀章さんのこと

 ずっと変なおっさんだと思っていた。若尾さんに「バロックの美のようだ」と言ってプロポーズしたエピソードを耳にしたときも、「やっぱり変だ」と思た。黒っぽい服とぎらつくまなざしがマッド・サイエンティストじみていて、好感を抱くにはかなり難しい人だった。「共生」というキャッチフレーズもよく分からなかった。政治に目覚めた晩年は、いっそう変だと思っていた。僕とは、どこにもつながりがない、と思ってきたけれど、上の写真を検索していてひとつつながりがあることに気づいた。それが下の写真。
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 「スキン&ボーン」建築とファッションのコラボ展(?)を観にいったとき、国立新美術館っていいなぁ、誰が設計したんだろう、と素朴に思った。ああ無知でごじゃりました。