昨日の転倒事件の余波は

 きょうも続いた。全身を強打したせいか、体中の節々が悲鳴をあげている。アスファルトの上で、フライングレシーブを全力疾走でやったわけだから無理もない、か、と半ばあきらめている。「先生、痛いでしょ」と慰めてんだか、冷やかしてんだか、わからない口調で次々生徒がよってくる。粉々に砕かれた自尊心のかけらを拾い集めて、「痛いよ」と答えている。