夕方 塾にて

 試験を終えて帰ってきたTとR登場。
 Rが「理科がやばいっす」とウロウロ興奮冷めやらぬ態でマシンガン・トーク。聞けば解答欄を間違えた、とか。Tに聞くと、出題傾向がガラッと変わって過去問とはぜんぜん違って、新傾向っぽい問題だったとのこと。しかし、彼によれば、国語と社会が簡単で、理科と数学がそこそこ難しかったので、自分には最適だった。ラッキーだった。試験がはじまると適度に緊張して冴えまくったし、とニコニコしながら話をする。フンフン、さもありなん、と聞いていたけれど。Rは、何やらおちつかない。ウロウロしている。発表があるまで答え合わせなんかしたくない、自信がねぇ、とぶつぶつボヤいている。「じゃぁちょっと白十字へ行って、五人分のお菓子を買っておいで。俺は黒コーラね」と追い出した。
 なかなか帰ってこないなぁ、と思っていると、二人はちゃっかり向こうで食べてきたらしい。Rも顔つきがすっかり落ち着き「ケーキ食べたら和みました」。まったくなんだよ、腹減ってただけじゃん。と、思ったけれど、「ごくろうさん、発表があるまではしばらくゆっくりしな」と言ったら、Tはいよいよ対N戦争の開始で、今晩出直してくるそうな。そりゃそうだね、やることはいっぱいあるよな、ということで二人と別れた。
 ほぼ入れ違いに少女二人。「ダメだ」「落ちた」の連発連打。岡山白陵のときも同じことを言っていたので、話半分に聞く。事細かに何を失敗したか、何があったか、ブツブツブツブツブツブツブツ。血糖値が下がって、カルシウムが不足して、睡眠不足がピークで、ストレスの塊になっていて、セロトニンの分泌も低下している、とみた。一通り聞き取って、まぁ、のんびりしろよってことで、ご両名様ご帰宅。お疲れさんでした。僕は信じているよ。

 以上、対附属戦役終結報告でした。