塾のメイン・パソコンの電源スイッチの横に、二つスイッチが並んでいる。今まで、まったく気にも留めず関心も抱かずにきた、理由もなく。昨日、偶然、片方のスイッチに指が触れたら、画面がネットにつながった。「あれぇ」と思って、もうひとつのスイッチを触ると、メールソフトが起動した。「なんだよ、ショートカットキィなんざ不要じゃないの」。画面を瞬時にポンポン切りかえながら、唖然とし続けた。いままで、デスクトップ上のショートカットアイコンや、スタートメニューからわざわざ起動していたのがなんと馬鹿らしい。指を伸ばせば、そこに切りかえスイッチがあることも知らずに２年以上もたってしまった。確かにスイッチがあることは知っていたけれど、不必要なものと決めつけて一切触ろうとしなかったこの愚かさ。嗚呼。
