お見送りしてまいりました

F氏をお見送りしてまいりました。

お世話になって5年半、毎回欠かさず保護者懇談に来てくださいました。
お話からは、いつもお子さんたちを大きく包み込むあたたかい心が伝わって参りました。娘をもつひとりの父親として教えられることがたくさんありました。
昨年末の懇談、受験指導の判断を仰いだとき、全くぶれることなく、広く大きな視野でお子さんの将来を見据えたご意見を述べられました。その毅然とした態度をいまだに感銘深く思い出します。

つい先日、夏期講習会がたけなわの頃、いつものように娘さんをお迎えに駐車場にいらっしゃっていました。授業中でしたが、ふと目があって教室から会釈いたしました。いつものようにおだやかな笑顔でご挨拶くださいました。それが元気なお姿を拝見した最期となりました。
本当に、いつもおだやかな笑顔のお方でした。

夜11時過ぎまで、駐車場で1時間以上お待ちいただいことも何回もありました。理由あってのこととはいえ、申し訳ありませんでした。拙い指導を心広く受け入れてくださったこと、心から御礼申し上げます。
そのご恩を忘れることは決してありません。

Fさん、どうか安らかに。

さようなら。