31ノットで急行中!

 アーレイ・バーグ少佐は、太平洋戦争の最中、ソロモン海で帝国海軍と死闘を繰り返していたとき、30ノットしか出ない駆逐艦の艦長だった。しかし、勇猛果敢な少佐は、味方を救援する際、常に「31ノットで急行中」と打電することで有名だった。そしてまた、ローマ史に精通する緻密な頭脳の持ち主で、夜戦を得意とする帝国海軍を撃破するために、スキピオの戦術に学び、実に独創的な戦術を編み出した人でもあった。後に海軍作戦部長まで昇進し人臣位をきわめた。合衆国海軍の至宝というべき人だろう。

 ということで、

 受験生諸君、村上が「31ノットで急行中だ!」
 がんばれ!!