どのクラスを教えても、

 気持ちの高ぶりを押さえられない。
 全開で、ビシバシ授業をしてしまう。
 小学校四年生なんて、もう、暴風雨に巻き込まれているようなもの。
 小学校五年生のクラスは荒れ狂う竜巻か。
 ところが、中学二年生は、最初の英語の時間こそ、おとなしくネコをかぶっていたものの、数学になると、私の隙をつき、まったりモードを蔓延させ、たちまち、お気楽のんびりムードに浸り始め、恬然として、マイペース。やれやれ。まぁ、見事なチームプレイであったといっておこう。おかげで私も一息ついた。