卒業生の

 S君が、オーストラリア旅行の土産話。英語がかなり通じたこともあって、意気揚々と旅行を語る姿に、かつての大学受験の苦労は微塵もない。新しいステージで、新しい時を刻む姿が眩い。こうして彼らは成長し、こうして彼らは僕を追い越してゆく。彼らの後姿を見送ることが、僕の務めとなったのはいつ頃からなのだろう。
 ふふふ、でもね、僕も去年の僕じゃないよ。
 今年は「挑戦の年」。
 いろいろやってます。