台風の影響は

 今のところ感じられない。予定通り、いつもどおり授業を始めた。いや、昨日よりいっそう気合の入った授業になっている。なぜかスイッチが自動的に入る。「許されないミス」「看過できない学習姿勢」が、僕のアンテナにビンビン、ヒットする。一ヵ月後、半年後に顕在化するであろう生徒の弱点が、手にとるようにわかってしまう。
 さて、しかし、問題は、だからといって説教ばっかりしていては、「口うるさい母親or父親」と何ら変わりはない、ことになってしまう。塾屋なら、塾屋らしく子どもを導かなければならない。親とはちがう導き方ができるところに、あるいは、学校の教師とは異なる指導ができるところに、塾屋の存在意義があるはずだ。
 まぁ、そんなことは、塾屋なら誰でも口にできるだろう、結局、何をどう、実践しているか、ということだ。困ったことに、ここで縷々開陳できるほどのものはない。あれば、こんなまわりくどい話にはならない。日々、研鑽、工夫と研究、というしかない。