午後6時の空、光と雲と風が

 妙に淋しげなたたずまいを見せていた。夏も終わるんだよなって、たぶん、たくさんの人が思ったことだろう。午後一時過ぎの雷雨で透明度があがった分だけ、夕空の光の小さな粒が雲の輪郭を生き生き描き出して美しかったけれど、本当は、空を引き裂く稲光を写真に撮りたかった。02教室で授業中をしていたので、さすがにそれはできなかった。残念だった。