中3 貿易交渉・三位一体改革と平成の大合併について

 FTA=自由貿易協定  2国以上の間に結ばれた通商上の障壁をなくす取り決め。北米自由協定(NAFTA)が有名。
 EPA=経済連携協定  貿易・金融・サービス・ひとの移動などについて、規制緩和し自由化をすすめる。FTAよりさらに進んで、経済分野での連携を強化するもの。現在日本とEPAを結んでいる国は、シンガポール・メキシコ・マレーシア・フィリピン。今年EPAが結ばれたフィリピンとの間には、労働市場の一部開放を実現した。二年間に看護師400名、食物福祉士600人までの雇用を認めるというもの。そのうち、福山の病院でもフィリピン人の看護師さんがどんどん働く時代がくるかもね。

 三位一体改革=①国から地方へ出る補助金の削減、②国税の一部を地方税に税源移譲 ③地方交付税の見直し を柱とする行財政改革と地方分権の同時進行を、小泉さんはもくろんだんだけれど、結果として地方交付税の削減が先行して、都市と地方の格差が広がったという批判をあびた。安倍さんは小泉さんの構造改革路線を踏襲するといいつつ、地方のことも考える、とかいってますけれど、さて、どうするんでしょうね。あの民間から入閣した大田女史は、竹中氏のチームにいた方だから、路線の継続に重心があることは明白なんだけれどね。

 平成の大合併=地方の行政改革の一環、1995年4月に、3,234あった市町村が2006年4月に1,820にまで減った。