話は前後するけれど

 授業前に、英数学館中・高の広報の方々がいらっしゃって、英数学館中学・中3の模擬試験の成績について具体的なお話をうかがった。なかなか優秀な生徒が上位に五・六名いた。さて、しかし、その子たちが、そのまま高校へあがることになるか、というと、そう言い切れないところが、英数の辛いところ。たぶん、僕の経験から言って、広大附属福山を受験することになるのじゃないかしら。「そうならないように魅力ある学校づくりをしたい、、、」と、広報の方はおっしゃったけれど、そう簡単ではあるまい。同じクラスでも上位層と下位層にとんでもなく大きな隔たりがある。仲間に魅力を感じなければ、より魅力的な、より刺激的な仲間を求めたくなるのが人情だろう。それをつなぎとめる、魅力のある教師がたくさんいれば話は別だが、人格的魅力にあふれ、なおかつ卓越した受験指導力を発揮できる教師はどこの学校もそれほど多くはない。英数もしかり。
 「無駄にしか思えない潤沢な広告宣伝費を削って、大学院卒の若手の優秀な教員を高校(特に理系科目)に投入し、授業を活性化し、生徒と教員が一体となって受験に向かう態勢をつくるべきだと思います」と、身のほどもわきまえず、率直に申し上げたけれど、よろしくご検討ください。