小6

 生徒の算数の準備不足がいくつか露呈して、やたら説教をする時間があった。精神訓話はせいぜい三分が限界と知っていながら、いったん喋りだすと止まらない悪い癖を出してしまった。明日は、一切説教しない、と誓う。どんなに腹がたっても、クールに授業をビシバシすすめる。
 さすがに、国語・理科・社会は、11月の特訓が生きてスイスイ答えあわせがすすんでいくのが嬉しい。振り返ればふもとの村は遥かに遠く、尾根伝いにずいぶん高いところを歩いている、という気分。しかし、めざすべき頂まではまだいくつか越えていかなければならないピークがあって、天候もいつ急変するか分からない。しかし、とにかく、この道を進めば山頂に着く、のは間違いない、といった状況であろう。力強く、一歩一歩前進あるのみ。