小6は晴れ時々曇り、中1豪雨、中3回復

 食塩水の問題を「天秤」でガンガン解きまくって、和と差の文章題に突入。仮定算、消去算を演習。「俺、消去算好きだわぁ」という謎の生徒が一名。せっかくだから「消去算オタク」と名づけておいた。
 この時間帯は、慢性の喉頭炎が、きょうはちょっとキツイなぁ、熱っぽくて体がダルイなぁ、という感覚ですんでいたのだけれど、算数のあと社会をやり始めて、頭痛がはじまったあたりから、ふつうにしていられなくなった。不快な発熱と発汗もともなって、どんどん体調が変調し始めた。
 中1の授業前、鎮痛剤をコーヒーで飲んで大失敗。猛烈に気分が悪くなった。
 頭痛は激しくなる一方、暑いのか寒いのか分からない不快な体感、嘔吐感も押し寄せ、もう立っていられない、毎度おなじみの自律神経失調症。自宅ならガンガン熱いシャワーを浴びて、立て直すところ、塾ではそれも無理。
 生徒らに問題を解かせては、トイレに駆け込み、二回顔を洗って三回吐いて、一回歯を磨いた。最初の英語はまぁまぁなんとかなった。
 休憩時間に、自動販売機でミネラルウォーターを買って飲んだ。サントリーの天然水が切れていたのがまた敗因。わけのわからない海洋深層水が、またドカンときた。もう吐くものはないはずなのに間歇的に嘔吐感がやってくる。問題を解かせながら、四回顔を洗って、三回吐いて、一回歯を磨いた。02教室にいる中3がさすがに訝って、「先生、顔、真っ青」とよろこんでいる。「授業をやすみましょう」「救急車を呼びましょう」と好きなことを言っている。しょうがない。弱みをみせた僕の負け。
 なんとか、中1の授業を終わらせたけれど、最後は、パソコン前で完璧にKO状態。「ありがとうございました」と挨拶をしてくれる彼らに「あー」「うー」レベルの返答しかできない。椅子を倒したまま、目を閉じて意識を閉鎖して、半眠状態。
 時間がきたので、中3総合数学。おそるおそる解説を始めると、なんとかなりそう。簡単な相似の問題でもたつく生徒をしかると、なんだか爽快感。「あ、怒るとなんか気分がよくなったぞ」と言うと、「先生、やめて、元気にならないで」とわけのわからない反応。ともかくそれをきっかけにリズムがよくなって、中点連結定理ニ連発の定番問題や、角の二等分線ニ連発の定番問題を次々解説していると、どんどん体調が回復し、気分が劇的に向上する。嘔吐感ゼロ、頭痛ゼロ、発熱ゼロ、発汗ゼロ、実にすがすがしい。入試問題にまさる治療薬はない!いや、ただただ吐くだけ吐いて、おとなしく寝たのが功を奏しただけの話だろう。
 ともかく、危ぶまれていた授業も定刻まで完走。4・11事件もおわりよければ、全て良し。
 中1のみなさん、ご心配をおかけしました。