小6の加速・改訂の報告・お願い

 カレンダーチェックを再始動。土曜演習を前倒し実施。もちろん明日もやる。新しく導入したソフトを効果的に運用して、土曜朝演習(Saturday Morning Practice =SMP、というべきか、サモプラというべきか、小学生だから、サモプラですな)を定番化する。小学校で授業のある生徒は、午後から行う。
 家庭や地域の行事とバッティングするときは、そちらを優先してください。過去問演習じゃないから、別の日の別の時間帯に演習してもOKです。過去問の演習は、独特の緊迫感が必要なので団体戦でやる必要があるけれど、これは個人戦でもOK。何もなければ8:30-11:30.
 6年生のカレンダーチェックの一部改訂について
 Ⅰ 目標欄の変更。  
 今までは、「私は○○中学に必ず合格します」というありふれた文句だった。
 今回から、「私は○○中学に合格して自信をつかみ、素晴らしい環境のもとで、いっそう成長します」に変更した。LECの理念を踏襲した表現にあらためた。中学入試が自己目的化してはならぬ。たんなる手段であり、通過点にすぎないことを認識させておきたい、と思った。
 Ⅱ 三つの約束の一番目の変更。
 今までは、「私は一日○時間勉強します」だった。一日の学習量は、もうすでに、時間数×集中力の積で計算することに統一し、五年も六年も基準は定めた。よって、昨年、二度ほど試したものにかえた
 「私は家族の協力に感謝して、○○○○のお手伝いをします」
 子どもたちには次のような話をした。
 「君たちが受験をする、と決めたばっかりに家族がどれほどたいへんな思いをしているか、考えたことがあるか。毎回送り迎えするために、親がどれほどのエネルギーを使っているか、君たちの体調や精神状態を調えるために、どれほど気を遣ってくれているか、少しは考えてみろ。君たちは何も考えてないだろう。ひょっとして親が世話をしてくれるのは当然だ、とか、思ってないだろうな。そんな思い上がった態度は許さんぞ。家族の協力があってこそ、君たちの受験勉強は成り立っているんだ、だったら、少しは君たちも家族に感謝して、何かお手伝いをしなさい。ちゃんと行動で気持ちをあらわしなさい」
 ということで、またもいらぬお節介ですが、小6のご家庭におかれては、受験生と相談して、何かひとつ、日々きちんと確認できる事柄で、彼らが無理なくこなせる日課をつくってやってください。そして、どんなに勉強が大変でも、家族の一員として果たすべき役割を責任をもって履行させてください。決められた時間に、決められた手順を、決められたとおりにきちんとこなす習慣は、彼らのセルフ・コントロール能力を高め、自律性を養うことは間違いない。そして、それが、私たちの目標達成に大きく貢献することは疑いないことだ、と思っています。

 どんな目標も一朝一夕には達成できない。日々の営みの絶えざる積み重ねでなし遂げられる。無駄に費やされ、無為に浪費される時間とエネルギーを少しでもより建設的に活用してもらいたい、という考えから、カレンダーチェックは生まれました。2007年度は、受験完了まで毎月徹底的にやります。
 「村上の顔判」がゾロゾロと縦に並んだカレンダーを目にしたら、ちょっとほめてやってください。月末に約束を達成できたら、もうちょっと派手にほめてやってください。子どもさんとともに、泣いたり笑ったり(できれば怒る回数は少なくして)あと八ヶ月の受験生活を突破し、見事、彼らが目標を達成する瞬間をご覧ください。その感動と感激をともに手をとりあって体験してやってください。

 どうか、保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。