きょうは

 中学生の春季総体で、「団体戦で優勝しました」とか「一回戦で負けました」とか、色々。熱い子もいれば、冷めている子もいる、というあたりまえの風景が、今年もあたりまえにあった。クラブ活動を特別に奨励する気はないけれど、頑張ってきた子たちが、何か心震える感動を味わうことができればよいなぁ、と素朴に思っている。たぶん、大人の悪い癖で、すぐに成長だの進歩だのといった、教育的言辞で、その感動を批評してしまうのだけれど、今夜は、そういうもののわかった態度はなるべくひかえて、こっそり子どもらに言いたい。
 「頑張った人も、頑張りきれなかった人も、みんなご苦労さん。頑張っていればいいことがあるよ。頑張らなかった人もいるかもしれないけれど、頑張るチャンスはまたくるから。」