今夜はこれにて修了

 TIGERⅠの協力で、なんとか、"9月危機"を乗り切ることができた。いつもどおり教え子に救われた。どうもありがとう。

 きょうから高校入試特訓の始まった少年がいる。あと120日で乗り越えなければならない峰のなんと険しいこと。道を過たず、時間を浪費せず、導き続けなければならない。毎年のこと、いつものこと、塾屋の日常そのもの。胸が締めしけられるような圧迫感も馴染み深い。
 昨夜のこと。「迷うくらいなら受験しろ!」「俺の言うとおりやってれば大丈夫だ!!」今年は口にするまい、と思っていたセリフだった。決めきれなくて、悩んでいる少年を前にして、ついに言ってしまった。言ってしまった以上、やるしかない。

 「私大はうけない。国公立大学だけで勝負したい、いいですか」
 一瞬たじろぐ、でも、そのまっすぐな気持ちこそ、彼の武器。
 「ああ、やってやろうじゃないか」
 そう言ったのも昨夜だった。どうか、僕の最もよいところで彼らを導き、僕の最も愚かなところで彼らを苦しめることのないように。

 明日は、小6の入試演習がある。明日こそは、浮上してもらいたい。考える作業を磨き上げ、積み上げてきた経験を生かせる場となりますように。ひとりでもふたりでも覚醒し、自力で壁を乗り越えられることを自覚できますように。

 明日の午前中は近大福山の学校説明会です。
 何かお聞きになりたいことがあれば、メールを入れといてでください。
 出席する前に、たぶん、メールチェックをしてから、出かけます。